Long Night|渡辺美里

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Long Night|渡辺美里

作詞:渡辺美里 作曲:岡村靖幸 編曲:大村雅朗

3曲目です。

この場合のというか、
アルバムとかプレイリストの3曲目というのは、
そこに何を持ってくるか?という点で
はっきり言って“肝”だったりします。
します、だなんて断言しちゃってますが
そういうものだと思っていつもアルバム聴いてます。

まぁ、それが3曲目なのかどうかは、
1曲目、2曲目にもよるとは思うのですが、
3曲目あたりまでが、アルバムの“つかみ”だと思います。

美里のセカンドアルバムである「Lovin’you」は
2枚組みなので、レコードであれば
A面からB面にひっくり返して、
さらに1枚目をしまって2枚目を出してセットして
さらにA面からB面にひっくり返す…
時間にして1時間半くらいを要して聴くわけで、
その、つかみの3曲…

・Long Night
・天使にかまれる
・My Revolution

当時の、最強ソングの1曲と言える
「My Revolution」を3曲目に持つこのアルバムの、
最強のつかみの3曲ではないだろうか。

さて、自分のこのプレイリストの3曲目には美里を。
これも決めていたことだったりするが、
何にしよう?言い換えてしまうと何でもいい…
というと、選んだ「Long Night」に失礼なのだが。

そもそも、初めて聴いた美里のアルバムは、
「Lovin’you」の次作で1987年リリースの「BREATH」。
「Lovin’you」を聴いたのはそれより後のことだ。
「My Revolution」がシングルでリリースされたのが1986年1月。
自分はその頃、音楽にあまり興味を持っていなかったし、
ヒットしてたなんてことも知らなかったと思うが
“美里のMy Revolution”というのは、
クラス(当時教室での飛び交う会話)の中で聴いてる人多かったな
という印象が強い。尾崎豊の存在もそんな感じ。

クラスで話題になってるけど自分にとっては違うかな…という感覚。

だったけど、TMの音楽を楽しむには
美里の存在は外せないものだったし、TMや米米同様、
ラジオのレギュラー番組もエアチェックしてた存在。
(美里のそれによって、聴くのがAMからFMにも代わっていった。)

美里は、2ndアルバムの「Lovin’you」から
8作目「BIG WAVE」まで(リリースのなかった年もあるが)
7作連続でオリコンのアルバムチャート1位を記録している。
自分の年齢に当てはめると、中学の3年と高校の3年と
高校卒業してから2年となるが、その卒業してからの2年(回)は
東京就職した友達と西武球場でのライブにも行ったなぁ。
(TMを教えてくれた例の友達である。)

もしかして(全作とはいかないが)、
自分が一番アルバム持ってるアーティストって美里かも。
美里に限らずだけど、アルバムアーティストが好きだし、
音楽を聴くフォーマットがアルバム…もうこれが
中学のときからの音楽の聴き方になっている。

さて、美里はデビューアルバムの「eyes」の30周年から、
-30th Anniversary Edition- と題して
リマスター再発盤をリリースしている。
これを書いてる今年は、ribbon」のがリリースされる。

自分にとっての大事な1作「BREATH」のがスルーされていて
なんで?と思ってしまったが…一昨年にリリースされた
「Lovin’you」のはしっかり購入していたし、
こうやって自身の音楽リスナー30周年の
プレイリストを作ろうと思った一つのきっかけが
「Lovin’you」のリマスタ再発だったかもしれない。

渡辺美里 | Lovin’ you -30th Anniversary Edition- 特設サイト
SPICE|渡辺美里の名盤『Lovin’you』発売30周年で小室哲哉と木根尚登がコメント

そして、去年(2017年)もう一つ
「Lovin’you」にも関連づいた書籍がリリースされている。
「Lovin’you」の全曲アレンジを手がけた、
故・大村雅朗氏の追悼本である。

まだ買ってなかったこの本を、
このプレイリストの、このブログ投稿するのに
しっかり読んでから書きたいと思い、急いでポチって買った。
正直なところ小室哲哉の引退表明も、
そうだ、大村さんのまだ読んでなかった…と思い出させてくれた。

大村さんのこの本は(というより大村さんの存在そのものが)、
今回のプレイリストと、まだ始まったばかりのこのブログ連載に
とても重要な文献になっていくだろう。
小室哲哉、渡辺美里、大江千里…自分が好きになった音楽に、
最も音楽的に影響を与えていたのが大村さんの編曲…
この本は、30年経った今、そのことを強く再認識させてくれる。

このインタビューでも、美里が大村さんへの多くの想いを語っている。
Billboard JAPAN|渡辺美里Wonderful Moments 25th』インタビュー

2枚組み20曲ということもあるが、
アルバム「Lovin’you」には
とにかくたくさんの人達の思いが詰まっている。
その中から1曲を…と思ったとき、
代表曲で“3曲目”の「My Revolution」を持ってくるのは
ちょっと安易かなと思ったのと、アルバムの1曲目と
最後のナンバーでタイトルチューンを手がけた
岡村ちゃんに敬意を表して…

3曲目について散々書いておきながら
最後にこういうのもなんだが…
アルバム全体のイメージを打ち出すのは
やっぱり1曲目なんだよなぁ、と思う。

「Long Night」を聴いていると、
夜な夜な音楽聴いてたあの頃を思い出す。

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ミッドナイト・レジスタンス|米米CLUB

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ミッドナイト・レジスタンス|米米CLUB

作詞・作曲・編曲:米米CLUB

自身の45歳で音楽リスナー30周年を
勝手に記念しての45曲のプレイリスト制作…2曲目。

1曲目(1発目)の投稿で、自分の
音楽リスナーになった一つのきっかけについて書きましたが、
きっかけはもう一つあって、それが「米米CLUB」です。

今これを書くのにあれこれ調べたというか、
記憶を辿っているんですが、私は音楽愛好者になる前は
アニメ愛好者だったんですけど…という話は
思いっきり端折りますが、当時日曜日の夜に
「文化放送」の「アニメトピア」という番組を聴いていたのでした。
それをチューニングするのに5分前くらいから聴いてて、
その「アニメトピア」の前にやってた番組が
「週刊米米(まいまい)新聞」という、
米米クラブのラジオ番組だったのです。

ちなみに、ちょうどその番組終盤の頃にやってたコーナーが
「神社仏閣めぐり」というもので、
わたし、神社仏閣も好きなんですけどw
それも米米の影響ってことになりましょうか。

そのラジオ番組を、いつしか「アニメトピア」は聴かずに
「週刊米米新聞」だけを聴くようになっていったのでした。
またちなみにで、週刊米米にチューニングするために
5分前くらいから聴いてたのが「城之内早苗のお夜食ないと」でした。
(1986年10月12日〜1987年1月4日 日曜21:00-21:30 ←ウィキによる)
個人的には、城之内早苗もメンバーだったアイドルグループは
全然好きでなかったんですが、城之内早苗さんにだけは
親近感持ってましたね。

そんなラジオ番組の関係をウィキペディアで調べると
「週刊米米新聞」は1986年4月13日~10月5日
日曜 21:30-22:00の放送とありました。
ですからこれは、前回の中二になって友達から
TMのカセット借りるより以前、中一のときの話です。

その当時、番組内でかかる「Shake Hip!」や「I CAN BE」、
あと「ヴィーナス」とか「グラデーショングラス」とか、
彼らの楽曲ももちろん聴いていましたが、
とにかくその番組がね、最高に面白かったんです。
何なの?この面白い人たちは!?というねw

その、正直得体の知れない「米米CLUB」のCDを買ったんですね。
これが、私にとって初めてのCD購入だったのと、その頃私、
カセットとレコードが聴けるミニコンポは持っていましたが、
CDプレーヤーを持っていなくて…そこで親におねだりw
「これを聴くのにプレーヤーが必要でね」と。
そうして、コンポーネントタイプのSONYのCDプレーヤーを
買ってもらってミニコンポにつないでました。

購入したCDは、その当時のアルバム最新作「E・B・I・S」、
これが1986年10月リリース。もう1枚、
シングルベストの「SINGLES」と一緒に買っていて、
こっちが1987年6月リリースでしたから、
87年6月以降の、つまり中学2年になってからということです。

この2枚、デビューアルバム「シャリ・シャリズム」と違って
ジャケットがカールスモーキー石井氏の直筆なんですね。
以降、基本的に石井氏のアートワークになっていくんですが、
デビュー作「シャリ・シャリズム」は作品全般を通して、
ちょっと“作られた感”があるというか…
デビュー作ですからねぇ、そういうもんなんでしょうけど。
(1枚目と違いセルフプロデュース作ですし)

その点で「E・B・I・S」のほうが、
初期の米米作品としては私は好きなのと、
「SINGLSE」のと合わせて、ジャケット画が大好きなんです。

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「SINGLES」のは、レコードをぽいっと投げてる絵ですけど
ちょうどCDが出て切り替りが始まった時代を表しているのと、
そのCDが、自身にとっても初めて買ったCDだということから
とても思い入れがあります(2作合わせて)。

このプレイリスト2曲目にというか、
1曲目にTM、2曲目に米米というのは
もうそれは最初っから決めていまして、
2つのグループとのほぼ同時期の出会いがあったからこそ
私は音楽フリークになった、そう思っています。

(歌詞より)
君自身へのレジスタンス
ミッドナイト D.J
真夜中の闇を吹き飛ばせ!

その2曲目に持ってきた「ミッドナイト・レジスタンス」は
アルバムの中でも2曲目なのと、TMにしろ米米にしろ
私がラジオでその音楽を、そのグループを好むことを
楽しんでいたっていうことで、これにしました。

サウンド的にも、プレイリスト1曲目に持ってきた
TMの「NERVOUS」同様、ブラスの利いたナンバー。
米米CLUBのブラスはBIG HORNS BEE

私は小学校の鼓笛隊でトランペットを吹いていました。
中学では吹奏楽部がないなど、楽器からは離れていましたが
中学時代は、米米(BIG HORNS BEE)を聴きながら、
いつかこういう音楽(バンド)でトランペットを吹きたい…
ずっとそう思っていました。

一方で、当時のBIG HORNS BEEメンバーで
トランペッターの下神竜哉さんと、
後にお会いできるようになるなんてことは、
微塵にも思っていませんでした。

GIVE YOU A BEAT ~ NERVOUS|TM NETWORK

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GIVE YOU A BEAT ~ NERVOUS|TM NETWORK

GIVE YOU A BEAT/作詞・作曲:小室哲哉、木根尚登 編曲:小室哲哉
NERVOUS/作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉 編曲:小室哲哉

1987年、私は中学2年生でした。

1学年2クラスという少人数の中学でしたが、
2年になるときはクラス替えがありました。
その2年になったときにできた友達が、
私に2本のカセットテープを貸してくれました。

そのカセットは、どちらもTM NETWORKのアルバムで
3rdアルバムの「GORILLA」と、4thアルバムの「Self Control」。
「Self Control」のほうが1987年2月のリリースで
当時の最新作だったわけですが、
私にとってのTM NETWORKとの出会いは
「GORILLA」と「Self Control」が2枚同時でした。

そして、先に出たほうの「GORILLA」から聴きましたので
アルバム1曲目の「GIVE YOU A BEAT」が、
私にとって“初めて聴いたTM NETWORKの音”だったわけです。

「GIVE YOU A BEAT」は短い曲で
アルバムの世界に引き込むための誘導曲とでも申しましょうか、
そしてなおかつ次の曲との曲間がなく
2曲目の「NERVOUS」になだれ込んでいきます。

実の話、私はそれをしばらく1つの楽曲だと思っていました。

借りたカセットには、曲のタイトルがちゃんと書いてありましたし、
歌詞でも「ソウ、ナーヴァス、ナーヴァス~」と
はっきり歌っているにも関わらず、
『2曲目のNERVOUSはどれなの?』と思ってました(笑

そんな思い出もあって、私にとってはずっと
「GIVE YOU A BEAT」は「NERVOUS」のイントロなのです。

「GIVE YOU A BEAT」は、前述もしましたが
アルバム「GORILLA」の世界観を表す1曲であるのと、
ピアノとシンセサイザー、それとメンバー3人の
コーラス(メインボーカルはもちろん宇都宮隆)で出来ており、
短いけれども(当時の)TMの世界観そのものだったと言えます。

それに続く「NERVOUS」(というかアルバム全般)は、
生ドラム、生ベース、生のブラスセクションも入っています。
TMというと、デジタルな感じを思い浮かべる方が多いと思いますが、
本作(このころ)はそうでもないんですね。

ここで参加ミュージシャンを(敬称略)。
ドラムス/青山純 ベース/伊藤広規
ギター/清水信之、佐橋佳幸、北島健二
シンセサイザーマニピュレート/迫田到、松武秀樹
コンピュータプログラミング/久保 “COZY” 浩二
サックス、ホーンアレンジメント/中村哲
トランペット/兼崎順一 トロンボーン/早川隆章
サックス/Lenny Pickett
コーラス/渡辺美里、Curtis King
コーラス & ラップ/Brenda White-King、Tawatha Agee
ラップ/The Wild Bunch、DJ Nellee、3D “The Cool Breeze”、
Mil’o、Papagee、M.C. Williwee
フィンガーティップス/小室哲哉、小坂洋二

1986年のリリースで、ニューヨークやロンドン、
いわば本場のラップを取り入れているというのは
かなり先進的だったのではないかと本作は評されていましたが、
自分にとっては初めて触れた音楽(TM)がこれでしたので
こういうもんだと思って聴いてましたね。

アルバム「GORILLA」は、FUNK色が強い作品です。

当時TMは、そのファンのことを「The FANKS」と言っていて
私たち(私と友達)も“ファンクス”を名乗っていたんですが、
この「FANKS」というのは、小室哲哉が考えた造語で
(この方は造語をよく産み出す方である)
音楽的な「FUNK(ファンク)」と、楽しいの「FUN」、
そしてTMのファン「FAN」、その複数形…
つまり、その時のTMの音楽性と、
それを共有する人すべてを「The FANKS」と総称したんですね。

TMを好きになった私は、徹底的に情報収集しました。
(というか何かを好きになると、徹底的にそれをします。)
雑誌が主な情報収集源でしたが、もう一つがラジオです。

当時、東海ラジオ放送の「SF Rock Station」という番組で
小室哲哉が火曜日のパーソナリティーでした。
私は、ラジオを聴きながら、TMのこともそうですが
小室哲哉という一人の人間にどんどん興味を抱いていきました。
小室哲哉…ここでは“てっちゃん”と呼ばせてくださいw
てっちゃんがどんな音楽を聴いてきたか?
それを自分も追いかけることで
どんどんいろんな音楽に耳を傾けるようになりました。
洋楽ロックと、クラシックについてはほとんど彼の影響です。

当時のラジオですから、番組にハガキを出したりもしてましたね。
番組のコーナーで「The FANKSおとこ組」というのがあったんですが
(そんなのがあるくらい、FANKSのほとんどが女性w)
その限定メンバーズカードが当たったのは本当にうれしかったです。
(50枚限定で、ナンバー49!)

この原稿、何日も前から書いてあったのですが、
そろそろ投稿しようと思った昨日、きな臭い一報があり…
今日本人の口から引退表明がありました。
そうか…と受け止めつつ、彼に対する自分の想いに
何か変わるのか?と、自分に問いかけても何も変わりはありません。

小室哲哉…てっちゃんは、私にとって人生最大のアイドルです。

TMと、小室哲哉という人間を追いかけることで
私の、“音楽が好き”が始まったのでした。
その始まりが、アルバム「GORILLA」「Self Control」であり
「GIVE YOU A BEAT ~ NERVOUS」だったのです。

1987年、中学2年、あれから30年が経ちました。

自分の娘が今中学2年生。
同じように、音楽ばかり聴いています。
それもこれも、元を辿れば、小室哲哉であり、
カセットテープを貸してくれた、中学2年に出会った友人なのです。
彼も、今日の引退表明をどう聞いたかな…。