ブログ、リスタート。

ブログが書けていません。

続かないというコトでは、
ブログだけの話ではありません。

「継続は力なり」的な自分が、
以前は自分の売りだと思っていたのに
そんな自分はどこへやら…。

じゃあ、何のために書くのか?
何のために毎日書きたいのか?

と、自分に問いかけても
回答を持ち合わせていない。
だから続かないんだと思うんですけどね。

こういうときは、何か変えたほうがいい。

ブログなら、別のブログ立ち上げるとか、
これまで何度してきたコトか。

“書く装置”を変えるというのもありでしょう。

改行の仕方を変えるとか
自分のなかでのルールを変えたりとかも。

今回は、こちらも中途半端にしてあった
WordPressのブログに集約する方向に
もって行こうという計らいです。

WordPressは、技術習得しようと
今年の目標に掲げた一つでもあります。
もう年末ですが、少しコトを進めておいて
来年さらにがんばりたいですしね。

さー、リスタート。
また始めますよ。

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my favorite「鈴木祥子の25曲」disc2

25曲ということで、“シンガーソングライター鈴木祥子”のオリジナル作からだけ選べば、もっとたくさんの祥子さんの作品を紹介できるわけですが、今回の選曲にはカバー作をふんだんに盛り込んでいます。個人的にカバー作が(祥子さんのに限らず)大好きなんですが、カバー作の楽しみ方というのも、祥子さんに教わったような気がします。私の狭い音楽の幅を広げてくれたのも祥子さん、なんですね(広がりより深まりですかね)。
さて、鈴木祥子さんのデビュー25周年を応援する!そんな気持ちで綴っております、disc2ということで後篇です。

ainouta

あたらしい愛の詩 1999.12.10

いきなり話が反れるのですが、平山雄一さんという音楽評論家がいます。さらに反れますが、これを書いているここ数日に、雑誌「What’s IN?」休刊のニュースがありました(「PATi PATi」も)。「What’s IN?」は、自分が一番長期にわたり購入していた音楽雑誌。買うのをやめてからも、必ず立ち読みでチェックしていたのが、平山雄一さんが書くCDレビューでした。私は彼のレビューが好きです。評論家のレビューって…はっきり言って「だからどうなの?」と思ってしまう内容のが多かったりします。平山さんのは違っていて、解り易いんです。そのアーティストの今がどうなのか?作品が全体的にどうなのか?その中でも、どの曲がどうなのか?という、作品の背景からピックアップナンバーまでの落とし込み、それを短いスペースに盛り込むのがとても上手い!と思っていました。実は、こうして書いているときや、仕事で文章を書くときも、平山さんの文章をイメージすることがよくあります。
で…反れ反れの話を戻しますと、この祥子さんの「あたらしい愛の詩」の、「What’s IN?」でのレビューを書いていたのも、平山雄一さんでした、という話(笑)

12.この愛を

  • 深いコト考えずに聴くと、とても清々しく聴こえる、気持ち良いナンバー。まるで全てが吹っ切れたような…?というのを、この曲だけでなくアルバム全体を通して感じます。それというのは、プロデューサーに旧知の間柄でもある佐橋佳幸氏を迎えたことでの、客観性によるものなのかな?と思います。レコーディングメンバーも違うし、細かいところLAで録音したとか、そういう、今までとの“空気感の違い”が、この曲、このアルバムにはあると思います。
  • イントロの、そして間奏のソロプレイの、斎藤有太さんのピアノがとても好きです。

13.Hold me,touch me

  • アルバムの先行シングルでもあった前述「この愛を」にカップリング収録された一曲(アルバム未収録)。寝るときによく聴くナンバーだったりします。
  • カバー作で、原曲はポール・スタンレー。え?KISSなの?と、個人的にはKISSってあのヴィジュアルの印象しかなく、祥子さんが歌うこれが、KISSの原曲でどんななの?と思ったのですが、ポール・スタンレーのソロ作品への収録なんですね。キッスというよりは随分AORです。祥子さんがこれをカバーしたのも納得です。*YouTube Paul Stanlay
  • そして、祥子さんと同じ1988年デビューの高野寛さんがレコーディングに参加。同期組だとシング・ライク・トーキングもいますが、こんな貴重な映像が。お三方、今年デビュー25周年!

14.あたらしい愛の詩

  • アルバムの一曲目を飾る「この愛を」で吹っ切れたのか?と書きましたが、ラスト曲でのタイトルチューンも、やはり前向きな感じがありながらも、“I Still Love You”と歌うそれはなんだったのか?と思ったりしないわけでもなく。
  • 自分は、このアルバム「あたらしい愛の詩」がとても好きで、周りの人達に聴かせたり、CD貸したりしていたんです。そうすると、タイトルチューンのこれを、「良かった」と気に入る方が多かったですね。
  • 祥子さんはこのアルバムを年末にリリースし、年明けにツアーをしています。「SHOKO SUZUKI TOUR “Writer”」といい、新宿リキッドルームでのライブが生中継されたんですが、当時それはリアルタイムで見ていました。今でもVHSに録ったのも持っていますが、YouTubeにも上がっています。そのライブの、アンコールも最後、全編のラストナンバーもこの曲でした。そこで涙する祥子さんは、何を思っていたのかなと…。

I-was-there-Im-here_JKT

I WAS THERE,I’M HERE 2003.9.21

アルバムのリリース順で言うと、「あたらしい愛の詩」(1999年)、「Love,painful love」(2000年)に続いての、このライブ盤リリースでしたが、その後のオリジナルアルバム「鈴木祥子」のリリースが2006年ですから、この間、ベスト盤のリリースはありましたが、オリジナルのアルバムリリースがなく、随分長い期間、制作活動がなかった?と察します。その間祥子さんは、小さい箱でのライブ活動を継続的に行っていらっしゃいましたし、京都に引っ越されたりとか、何か活動スタイル、ライフスタイルを変え、自身を変えようとしていたのかな?と思っていました。
私は、このライブ盤を通して、祥子さんの初期作品を少しずつ聴くようになりました。それはまた、祥子さんも何か、封印していたものを解き放つように、過去の作品を歌い出してる?ように思えたのです。

15.帰郷 [Live]

  • 「帰郷」は、アルバム「あたらしい愛の詩」の収録曲で、アルバムの中で私が一番好きなナンバーです。自分が、歌詞にある“誰も知らない海辺の町”みたいなところに住んでいるからでしょうか。
  • アルバム「あたらしい愛の詩」の全曲には、サブタイトルが記されていて、この曲には「Fisherman’s wife」とあります。漁師の旦那さんを海で亡くした奥さんの思い…そんな歌詞の内容が、自分の住む漁村とどこかかぶるのです。自分は漁師ではありませんが、それとまだ当分先の話でしょうが、今も住んでいるこの漁村で、年老いたら妻と二人、ひっそり暮らしていたいな…などと思ったり、この歌を聴くとそんなコトをイメージします。

16.River’s End [Live]

  • このライブ盤(収録)での、「帰郷」からの「River’s End」への曲続きというのがとても好きでして、かつ曲間に、「River’s End」を紹介するMCが入っていて、これがまた好き。
  • そもそも「River’s End」が好き(アルバムでは前篇で紹介した「Candy Apple Red」に収録)。歌詞に出てくる登場人物が誰なんだろう?というのをずっと気にしていました。「おおきなすり傷には 赤い血がにじんでた」とか、「陸橋のうえで 手をふって別れた」いうフレーズに、祥子さんが子供の頃の思い出なんだろうな思って聴いていましたが、祥子さんが生まれ育ったところでの歌なのだということを、MCを聴いて理解できました。
  • ここでの選曲は、オリジナル録音ではなく、そのMCを入れたいがためにライブ盤にしましたが、弾き語りというのは、おそらく“曲が産まれたときの状態”、作ったときの最初のイメージに、一番近い状態だと思うんですね。その、いわば“素の状態”が好きです。River’s End~その先に見える海を表現するような、ピアノだけのイントロが、とても好きです。*MCも入っています。こちらのYou Tubeをどうぞ。

lovepainful

Love, painful love 2000.9.27

祥子さん本人が、ドラムス、ベース、ギター、キーボード、ボーカル、コーラス全パートを一人で多重録音したアルバム。最近だと、奥田民生さんや斉藤和義さんが、同様のレコーディングをされていますが、そんなコトをした女性メジャーアーティストは他にいただろうか(当時としては初のコト。その後誰かやってのけたかは不明)。
決別のあと、旧知の間柄含め新たなメンバーとのアルバム制作があり、その次は一人になってしまったという…(全パート一人で演奏できたとしても、アルバム制作は一人ではできませんけどね)。正直なところ、とても重く感じる作品です。

17.イケナイコトカイ

  • 一人多重録音の作品からのセレクトがピアノ弾き語りというのも勿体ないようですが、この一曲は外せません。原曲岡村靖幸は言うまでもなく(キーまで一緒)。
  • 前篇では“鈴木祥子×奥田民生”となったのがうれしかったと書きましたが、“鈴木祥子×岡村靖幸”となったのも、もちろんうれしかったですよ。自分にとっては、岡村靖幸もまた、大好きなシンガーソングライターですから。

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鈴木祥子 2006.1.25

オリジナルアルバムとしては前作から5年以上のインターバルとなったわけです。この間、祥子さんはライブをずっとしていた、とおっしゃっています。一人になり、旅に出て、行きついたのが「鈴木祥子」…自分?
多重録音で一人になったあと、今度は新しい仲間たちとのレコーディング。カーネーション、バイオリン勝井祐二さんなど、ライブを通して芽生えた関係があったのでしょうね。
アルバム全体から、作り込まれていないというと語弊がありますが、どこか荒削りで、「鈴木祥子」そのもの、素の感じが強く、それゆえセルフタイトルがぴったりの作品だと思います。これは名盤です。

18.ラジオのように

  • これはセルフカバーです。ライブ盤でもピアノ弾き語りで、オリジナルよりややテンポアップしたのが収録されています。この「ラジオのように」は、自分にとっては初めて聞いた祥子さんのオリジナルソングです。だから(前篇に書いた)三段落ち…一が小泉今日子さん「優しい雨」、三が「ときめきが涙に負けないから」で、二というのが、自分にとって初めて聴いた祥子さんのアルバム「RadioGenic」の一曲目のコレ、というわけなんです。
  • ずっと祥子さんを聴いてきて、その間祥子さんもいろいろあって、なんかこう“たどり着いた感”をここに感じるんですね。で、ふと思ったんです、「ラジオのように」は、こんなバンドサウンドで作りたかったのがそもそもだったのでは?アルバム「RadioGenic」自体(というかあの頃)を、このテイストでいきたかったのに、レコード会社のうんぬんとかでできなかったんじゃないのか(その次作からバンドテイストになりましたが)。時が経ち、カーネーションというバンドとの出会いもあって、あの頃の(本来の)「ラジオのように」を演奏したかったんじゃないか?それを、セルフタイトルのアルバムで…そんな気がしてなりません。ライブのピアノ弾き語りのも、どっちかというとこっちに近いように感じるんですよね。

19.Frederick

  • 18、19、20とアルバム同様の曲順で、3曲続けてカーネーションとの演奏。特に、「ラジオのように」からの「Frederick」の曲続きが好きです。原曲パティ・スミスのカバーです。数ある祥子さんがカバーした洋楽のなかで一番好きですね。
  • カーネーションというバンドを、よくも知りませんでしたが、当時スリーピースバンドでしたので、そのまんま祥子さんがボーカルで入れば、「鈴木祥子とカーネーション」な、バンドになるわけです。荒削りと前述しましたが、この18、19、20の3曲は、一発撮りしたんじゃ?と思うほど、その空気感が好きです。祥子さんが言う、「何か一つ足りないくらいが好き」という、音と音をつなぎ合わせるようなものが、極力入ってない音作りになっていると思うんです、これはこのアルバム全体が。

20.忘却

  • この曲のこと書くだけで相当書けるかなってくらい好きです。こういう書き方もどうかと思いますが“世の中に現存する全ての音楽のなかで”これが一番好きです。ってくらい好きでした(現在進行形でもある)。
  • 祥子さん本人の、おばあちゃんのコトを歌った歌。この曲に限らず、本作あたりから、祥子さんのご家族が歌詞に出てくるのが気になりだしていました。そして彼女が歌う愛情、愛欲というものが、身内というか自分のルーツ?に向けられているように感じたんです。私が、昨年自分の母を亡くしたとき、つまり自分の娘にとってのおばあちゃんの死を見たとき、この曲のことを思いました。この曲を思ったというか、亡き母を思ったというか…うちのは痴呆もせずに逝ってしまいましたが。
  • 原曲とは違う、ギターの弾き語り映像としても貴重かもしれませんがYouTubeにあるこれも好きです。就寝時によく聴いています。

sweet_serenity

Sweet Serenity 2008.9.10

デビュー20周年を記念してのオリジナルアルバム。前作から2年のインターバル。個人的には、前作「鈴木祥子」(2006年リリース)を2011年に、そして「Sweet Serenity」を今年(2013年)にという、インターバルは同じなんですが、祥子さん本人の進捗より5年遅れいるんですね、私(笑)。ただ本作が、いまだに祥子さんの最新オリジナルというかフルアルバムなので、やっと追いついたというところでしょうか(アルバム買う以前にYouTubeで視聴してましたが)。
「鈴木祥子」からの「Sweet Serenity」。荒削りの良さ、凄さの前作から、本作は何かほっとさせられる感じがあります。世にある歌というのは、その大半がラブソングだったりしますけど、ラブソングにすると解り易い、伝わりやすい、のだと思います。でまた、ラブソングというと、特定の相手がいる愛のような感じがありますけど、作っている人達っていうのはもっと違う愛だったり、全く違うものを込めていたりする…祥子さんに限らず、たくさんの音楽を聴いてきたつもりですが、祥子さんを聴くことで、私はそれを知りました。

21.Father Figure

  • 「忘却」を、ずっと“自分の生涯ナンバー1ソング”に位置付けて以来、そうじゃないかも…と思った楽曲の出現でした。
  • 祥子さんは、自称ファザコン。タイトル「Father Figure」とは、“父親代わりとして心の中で理想化される年配の人”などの意味があるそうで、ずばり父親のことじゃないんだ?年配の人という定義…誰だろう?などと考えてしまったのですが、はっきりしていることは、やはりお父さんに対する思いの強さ、なんですね(祥子さんのお父さんはすでに他界されていらっしゃる)。祥子さんにとって父親の存在とは?娘にとっての父親という存在とは?自分も一人の娘を持つ立場から、自身の娘にとってしっかりと“父親”が出来ているだろうか?とか考えさせられましたし、もっと考えさせられたのが、妻にとっての父親って?妻にとっての自分て、もしかして父親的な存在でもある?結婚式での父親から娘を引き継ぐあの感じ…とか、娘が将来人を好きになるとき、潜在的に父親と比較したり、同じタイプの人を追い求めるんじゃないか?とか。女性にとって、父親って生まれて最初の恋愛対象なんじゃ?とか…そんなコトを考えさせられるこの曲は、自分にとって、妻と娘を大事に思う、大事な歌になっています。

22.Sweet And Simple

  • これは「Sweet Serenity」からの選曲ではなく、昨年暮れにリリースされた祥子さん初のクリスマスアルバムからの選曲(ですから、最新作としてはそのクリスマスアルバムがある)。そして、祥子さんは今、インディーズレーベルでの、いわゆる自主制作での楽曲作りが主であり、音楽活動自体も、全て“自主”なんですね。メジャーレーベルを経験し、メジャーアーティストへの楽曲提供もたくさんあって、鈴木祥子というシンガーソングライターは、メジャーでいることができた、と思うんですが、本人そこに行こうとしなかったのには、本人の思いもそうだけど、いろんなことがもちろんあるんだろうなと…。
  • この曲では、祥子さんの音楽的ルーツだという教会音楽、一人多重録音による“ゴスペルクワイア鈴木祥子さん達”が楽しめます。原曲は「Journey」のそれ。

23.逆プロポーズ(仮。)

  • いちいち甲乙つける必要ないんですけどね。自分の中では「Father Figure」と並んでこれまたいい歌だなぁ~としみじみ思っている歌です。アルバム「鈴木祥子」のあと、まずこの歌が出来て、そこからまた制作が始まったと何かで読みました。それなのに?それだから?仮タイトルのままっていうのが、祥子さんらしい、なんて思ったり。
  • “自身の歌には結婚式で流せるような歌がほとんどない”的なことを以前仰っていましたが、これは最高のブライダルソングになると思います。
  • 祥子さんを長年サポートしているミュージシャンの一人、山本拓夫さんの、クラリネットからのサックスソロ、これがまたいい。

24.5years,/AND THEN

  • アルバム一作前の「鈴木祥子」には、「道」という楽曲があって、そこでは「ここからは、もうだいじょうぶ、ひとりで行くよ、さよなら。」と歌っていて、その後のこの歌では、「道はどこかにあるのかな?自分でつくるものなのかな?」と歌っているんですね。どちらもピアノ一本での演奏なのも共通項ですが、この、何かに吹っ切れたようで吹っ切れていないような…まだ巡っているけれど少し前に進んでます~みたいな感じが、妙に響くというか共感できるんです。それというのは、祥子さんこの時40歳、自分が今40歳。男女でその意味合いは違うかもしれないけれど、40になって立ってる境地みたいなところに、同じような感覚を持ったのかな?なんて、思ってしまっているんですね(恐れ多くもですけど)。
  • デビュー20周年記念として発売されたアルバム「Sweet Serenity」から、今年で5年経過するわけです。祥子さんのペース、スタイルでもちろん構わないので、今年25周年にも、アルバムの発表を心待ちにしています。

25.青空のように

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  • ラストです!ライブのアンコール的に、明るくこれで締め括ります。原曲は大瀧詠一さんで「ナイアガラカレンダー」へのトリビュート作だとか、祥子さんが一人多重録音しているといった内容はこちらなりでご覧ください。「この曲をアナログ録音していなかったら音楽はもうやめていたと思います。」と祥子さんは仰っていて、とても大事なカバー作だったようです。
  • 我が家では、車で外出する際のテーマソングのように必ず聴く一曲です。娘がとてもこの歌を好んでいます。そんな些細なコトがうれしい父親です。「ナイアガラカレンダー」は、日本で最初に作られた“カレンダーアルバム”ということで、その6月のが「青空のように」。梅雨空の、青空のように?ってことなんでしょうね。娘が生まれた日も、梅雨空の晴れ間の日でした。この曲は、我が家にとっても大事な一曲です。ジャケ写が娘のように見えます(笑)

時間も随分かけましたが、前篇後篇とつらつら書かせて頂きました。わかる人にはわかる?わからない人にはどうぞわかって!(笑)な、文章内容だったかと思いますが、書き上げてみると、前篇はまだ情報内容として“レビュー的”だったかと思いますが、後篇は、もう私の身の上話になってしまいました(笑)。でも後篇の選曲、親しんできた祥子さんの作品というのは、ずっと大事に聴いてきた一曲一曲だったなと自身で確認できました。祥子さんのデビュー25周年へ寄稿のつもりが、すっかり、自分のリスナー歴20周年記念になりました。

さて、今年の祥子さんは、こちらが言うほど25周年は気にされていないと思うのですが、先月6/29に鎌倉の古民家スタジオでのライブ「しょうことチェンバロの夕べ」開催や、今週7/14には今年最初のリリースで、本人所有のカセット4chMTRで録音したという、こだわりの2タイトル同時発売(一作はメディアもカセットテープで発売)とか、独自路線というか、彼女のペース、スタイルで、活動をされていらっしゃいます。

何度か書いたとおり、祥子さんの全ての楽曲をまだ聴けていませんし、ライブにも、まだ行ったことがない、しがない一ファンな私ですが、リスナー歴20周年の今年に初ライブ!が私の念願です。どうぞこれからも、息の長い活動を期待しています。最愛なるシンガーソングライター、そしてロックとポップスを奏でる最上の女性アーティスト、鈴木祥子さまへ。

my favorite「鈴木祥子の25曲」disc1

私が最も敬愛するシンガーソングライター鈴木祥子さんが、今年2013年、デビュー25周年を迎えられます。私は、祥子さんの最新アルバム(といっても2008年の作品。当時がデビュー20周年で記念盤とされた)「Sweet Serenity」を今年になって初めて聴いたのですが、そこで感じたコトが色々とありました。その内容は、追々随所に書きますが、「Sweet Serenity」を聴いて、あらためて、自分の聴いてきた“鈴木祥子”を振り返りたくなりました。

というコトで、祥子さんの数ある楽曲の中から、超個人的に大好きな“25曲”をセレクト。ちょっと偏っていますし、未だに聴いていない鈴木祥子作品というのもたくさんあるんですね。そんな、マニアではないですし、いろいろある文献に出来る限り頼らず、自分の言葉で書いてみようと思っています。概ね時系列での曲順となっております。私が聴いてきた祥子さんのアルバム紹介を兼ねながら、個人的感想、エピソード中心でございます。長いですが(笑)良かったらお楽しみ下さい。

radiogenic.jpg

● RadioGenic 1993.11.1

話せば長い、祥子さんを聴き出すきっかけの話は控えますけれど、この「RadioGenic」が、初めて買い、聴いた彼女のアルバム。本作以前に5枚のアルバムリリースがあり、本作の(バカラックカバー挟んで)次作よりガラっと雰囲気が変わります。ですから、本作が初期の彼女の締めくくり?的な内容だったのかもしれませんが、自分にとっては(様々な素性も知らず…)本作が祥子さん第一作。ここから始まった、祥子さんとのJOURNEYだったわけです(笑)

 1. ときめきは涙に負けない

  • 作詞が川村真澄さん。祥子さんを聴くより先に、TM NETWORK渡辺美里さん(川村さんの代表作として「My Revolution」があるように)など、レーベルで言うと大の“EPICソニー好き”でしたので、川村さんはとても馴染み深く、「あ、この人(祥子さん)の詞も川村さんなんだぁ」と思っていましたね。
  • 昨年リリースのあった祥子さんのクリスマスアルバムに、「ときめきは~」のライブ盤(ピアノ弾き語り)が収録されていて、そこでのレイドバック感とかピアノのブリッジとかがとても感動的で、もともと大好きだったこの曲に再熱でした。そもそも私が、祥子さんに“三段落ち”した三段(曲)めの曲でしたので(一段め、二段めについては後述にて)。

 2. 両手いっぱい

  • アルバム「RadioGenic」内で、作詞に祥子さんがクレジットされているのはこの「両手いっぱい」のみ(唯一のそれも共作)。だから詞は書かない人なの?と最初思っていました。それよりも、メロディーメーカーとしての彼女には既に魅かれていましたし。そもそも、当時自分が聴く音楽の中に“女性シンガーソングライター”という人が、祥子さんが初めての存在でしたからね。(あまり「両手いっぱい」のエピソードになってませんが…笑)

bacharach

● SHOKO SUZUKI SINGS BACHARACH & DAVID 1994.6.1

この頃NHKとか、テレビへの出演もあったんですよね(その後テレビで見るなんてことはほぼなくなるわけですが)。そのNHKでカーペンターズのClose to youをカバーしてたり(これはリアルに見てました)で、自分にとっての“洋楽との接点”というのが、祥子さんを通して、後にどんどん増えていくんですね。バカラックとの接点というのは他にもありましたけど、祥子さんもバカラック好きなのか!?みたいな、ミーハー心が少なからずありました。*同じくNHKだと思われますが、あの前田憲男さんアレンジでこういうのもありました。

 3. I Say A Little Player

  • その、バカラックのカバー作からは、ディオンヌ・ワーウィックアレサ・フランクリンが歌った名曲、邦題「小さな願い」でもお馴染みのこれを。シンプルに仕上がったブラスアレンジが好きです。祥子さんは、このカバー作以外の自分のオリジナルでも、いわゆる“バカラック調”のアレンジ曲が数々あり、その影響もあって、自分の“バカラック好き”、または“バカラック調好き”があると思っています。

snapshot

● SNAPSHOTS 1995.6.21

本作からが、ジャケットワーク含めがらりと変わったわけです。自分は、ポップでロックになった祥子さんが好きだった…というか、「RadioGenic」以前を遡らずに(これは未だに…)聴いてきましたので、今度はこんな作風なんだぁ?くらいの感覚でした。まぁ、以前からのファンの方々にしてみたら、1曲目「HAPPINESS?」聴いただけでドン引きだったのかもしれませんね…。今回25曲の中には入れていませんが、梅雨時期には「あじさい」が、初夏には、GREAT3と組んだ「海辺とラジオ」が自分にとって欠かせないシーズンソングです。

 4. CRING IN THE SUNSHINE

  • その音楽性?というか、作風が変わったというか、彼女がやりたい音楽をやる(やれる)ようになった…と言っていいのかと思いますが、そこには一人の男性、当時の旦那様菅原弘明さんがもちろん影響しているわけで。例えばこの曲はトッド・ラングレンが描いた曲のカバーですが、菅原さんとのデュエットでもありまして、まるで二人のナンバーそのもの!として聴こえますよね。
  • アルバム次作と合わせて、サウンド面では東京スカパラダイスオーケストラとの共演も楽しみどころ。スカパラは様々なアーティストさんとの共演の際、ホーンアレンジまでスカパラ自体でしてるコトが多いと思いますが、祥子さんのは全て菅原さんによるホーンアレンジ。ですので、ちょっと響きの違うスカパラホーンズを楽しめるんですね。この曲なんか特にです。

 5. GOIN’HOME

  • 簡単に言ってしまえばバンドサウンドになった祥子さん。自らがマルチプレーヤーですが、レコーディングでのドラムスはほとんどが祥子さん本人(「SNAPSHOTS以降」)。ですので、“ドラマー鈴木祥子”を楽しむのも必ずの聴きどころでもあります。祥子さんがボーカルとドラム、菅原さんがギター、そしてこの頃のディレクター名村武さんと組んだスリーピースバンド「Snapshots」によるバンドサウンドが、アルバムでいうと「SNAPSHOTS」(ファンの間では通称:スナショ)と、次作の肝なんだと思います。3人の、息の合ってる感じなんかが、この曲などによく出ていると思いますね。その名のとおりなんですが、“夕方家路”の際によく聴いています。

candyapplered

● CANDY APPLE RED 1997.3.1

前作と2年近く空いていますが、なんとなく、前作スナショとセットな感じが個人的に強くあります(どっちもスカパラが入っているから?)。ただ、作風はいろんな意味で広がりを見せているのではないでしょうか。今回、この投稿を3月に書いておりますが、「3月のせい」という、誰しもある3月の憂鬱を歌った歌が本作にあります。大好きな一曲です。自分は、祥子さんに限らずなんですが、音楽を聴く際、詞に対してあまり重きを置いていなかったりするんですが、祥子さんに関しては、本作あたりから詞の内容というか、彼女の世界観というか、生い立ちみたいのが気になりだしていくのでした…

 6. Angel

  • 聴いてる回数で言ったら、アルバム内の一曲前、何ともハッピーな女性ボーカル陣の歌声が楽しめる「すべてはO.K.」が多いです。両曲でコーラスというかボーカル参加しているのが五島良子さん。祥子さんが他の女性ボーカルと絡むというのが、これまでないコト?だったので、楽しめるポイントになっていると思います。そしてこちらもスカパラホーンズ。
  • ここ1年くらい、聴き込んでいるんですけど、その理由が詞の内容。うだつの上がらない自分に、“たまにはテーブルをひっくり返してみよう!”そんな一曲なのであります(笑)祥子さん自身のコトを歌っているそうですが、作詞は外注?只野菜摘さん。前述「3月のせい」から明けての、4月に聴くのがいい感じではないかと(笑)

shishousetsu

● 私生活 1998.8.26

レコード会社をEPICソニーからワーナーミュージックに移籍しての第一弾アルバム。レコード会社の移籍なんてよくあるコトかもしれませんが、なぜに?というのはやはり気掛かりなところ。“大のEPICソニーファン”にとっては残念でした。移籍はしましたが、前2作からの流れ(制作メンバー)での3作めだと思います。前2作に比べるとだいぶ落ち着きというか、アートワーク内の本人写真からも、メランコリックな感じが滲み出ていますよね。実はこれを書くのに久しぶりに聴いたのですが、今の自分にはとても聴きやすいアルバムだなと思っています。*ワーナーのサイトにまだ祥子さんのプロフィールが残っています。

 7. たしかめていてよ

  • 見ていませんでしたがドラマの主題歌となった曲。そして奥田民生氏との共作。レコード会社を移籍しての最初のリリース(シングル)でしたから、これは何かと“タイアップな”作品だったのでしょうね。自分にとっては何より、大好きな“2大シンガーソングライター”(民生氏のことをそうはあまり称しませんが)の二人がここでつながった!というのを心底喜んでましたね。
  • そしてもう一人、各種鍵盤楽器とアレンジで参加の斎藤有太さんも。祥子さんと有太さんはこれを機に?、後のライブ活動やレコーディングでご一緒なさるようになったのでしょうかね。シングルカップリングでもある「赤い実がはじけてた」も3人による共作。民生氏の影響が強いのかもしれませんが、この2曲は、とても“ビートルズを感じる鈴木祥子”です、個人的に。

 8. そしてなお永遠に

  • かき鳴らしている…言わば一番“ロックな祥子さん”を感じます(後述する一人多重録音ではもっとかき鳴らしていますけどね)。それと、アルバム収録でこれをラストにもってきていることに、きっと意味深いものがあるんじゃないか?と思ったり。二人でアレンジ、二人で演奏。これが菅原さんとの最後の共同制作だったのでしょうか。

ここ(アルバム「私小説」)で祥子さんにとっての一区切りだと私は思っています。次のアルバムから制作メンバーがかわるので…つまり、決別があったわけですね。このアルバム紹介兼25曲のリストアップもここで一区切りなのですが、25曲を前後半で分けるとあと数曲欲しいところですので、ボーナストラック的にライブ録音で好きなナンバーを前半で数曲入れておきます。

 9. 風に折れない花[Live]

  • 「RadioGenic」以前のアルバムを、これを書いてる未だに聴いていなくてですね…それでよくファンを語るな?と自分でも思うんですけど。ただ1枚、「RadioGenic」の前にリリースされているベスト盤「Harvest」だけ持っていまして、それが自分にとっての“鈴木祥子初期作品(の全て)”となっています(追々のベスト盤で、耳にした初期作品も増えておりますが)。
  • 「Harvest」を買ったのは、オリジナルアルバムへの収録がない、「風に折れない花」を聴きたかったから。何かのインタビューで読んでた(今となってはそんな記憶?がある)んですが、祥子さん曰く、「自分には結婚式で使ってもらえるような曲が少ないんだけども、唯一といえるくらいでこれ?」といった内容のことをおっしゃっていました。ご自身の結婚の時期ともかぶるんでしょうが、本当に幸せな気持ちにさせてくれる一曲です。自分も結婚式のBGMに、(比較的ベタな選曲のなかに混ぜ込むように)祥子さんのナンバーからはただ一曲、これを差し込みました。
  • 原曲はドラマのタイアップ候補(落選)だったそうでアレンジは小林武史氏。ここでの選曲には、ライブでのウーリッツァー弾き語りのを(それとは違いますがYouTubeにこれがあります)

 10. 優しい雨[Live]

  • 冒頭のほうで“鈴木祥子に三段落ち”と書きましたが、その一段目というのが、小泉今日子さんに提供、ドラマ主題歌でもあった「優しい雨」。作詞が小泉さん、祥子さんは作詞とコーラスでも参加していて、そのコーラスにノックアウト!されてしまったんです、「これが鈴木祥子かぁ!?」と(笑)
  • トレンディドラマ全盛期と言っていいのでしょうか?1993年のドラマ「愛するということ」。当時は自分も結構なトレンディドラマ好きで、「愛するということ」も欠かさず見ていたはず。「優しい雨」は、小泉さんにとって「あなたに会えてよかった」に次ぐ2番目のセールスを記録していらっしゃいますし、祥子さんにとっても、実質的な(世間的な)名刺代わりと言える一曲ではないでしょうか。祥子さんもセルフカバーしており、フルオケバージョン、アコースティックギターのバージョンとがありますが、ここではライブ盤に収録されたキーボードでの弾き語りを。イントロとエンディングに使われているフレーズが好きなんです。あと、季語がないので、オールシーズン対応可な?“雨ソング”でしょうか。*YouTubeどうぞw

 11.Adios[Live]

  • 後半のに記載しますが、ライブ盤「I WAS THERE, I’M HERE」には、ところどころMCも収録されています。カバーであるこの曲のMCでは、祥子さんがアメリカにいたときの思い出や、この歌の歌詞に込められた…きっとこれを歌った頃の祥子さん自身の心境だったのでしょうね、「私たちの夢は叶わなかったね、さよなら、元気でね…」そんな歌詞だと教えてくれています。気持ちのうえでの一区切りだったのか、一区切りつけたかったのか…?
  • リンダ・ロンシュタットも歌ったという、ジミー・ウェッブの作品。ということも、祥子さんのMCで知りました。

<最後まで読んでいただきありがとうございます。あと14曲、後半へと続きます。>